立ち止まって水を飲む

日記 エッセイ 雑記 その他をさらけ出したい。

自詩 1

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だれに見せびらかすの

強いそぶりを

理想を高くしてまんまとくたばった

もう自分をそっと許そう

その時期がやっときた

そう、これからゆっくりと深呼吸をしてゆこう

 

 

だれかが「あの人」にがんばれと言う

「あの人」は今まで、いや今もどれほどがんばってきたか

無意識に無意味にかけたその言葉が心地よくない

おてんとうさまが見ていてくれる

そう、「あの人」が見ていてくれる

 

へのへのもへじで日が暮れる

ねこをなでれば毛がぬける

ほこりまみれでせきがでる

ねこは歯が抜けめしを食う

ぼくはなぐさめ酒をのむ

へのへのもへじで目をつぶる

 

空の上からおまえを見つける

そっと近づき肩をだく

凍てつく心をやさしくさする

あったかくなるまでやさしくさする

悲しくなったらまたくるな

空の上からおまえをさがすから

 

ぼくは青い孤独の真っただ中

君は灰色の現実中

神様!    察しておくれ

ぼくと君をさりげなく

 

歩いたさ

あそこの木に会いたくて

歩いたさ

あの  のらねこに会いたくて

歩いたさ

己の悩みぶらさげて

歩いたさ

不安を吐き出し遅い足で

6月の緑道

右を見れば青紫のあじさい

少し小雨が降ってきた

なんにもないこの僕に

しとしとしとしと降ってくる

おまけに風が吹いてくる

前向きなあきらめをして

帰路を遅い足で急いだ・・・・