立ち止まって水を飲む

日記 エッセイ 雑記 その他をさらけ出したい。

腰痛ブルース

腰痛持ち歴約30年。

今では、掃除機かけるのも気が引けるほど痛い。

10分ともたない。なんだか腰が固まる感じ。

一番の強敵は中腰体勢、次に立ちっぱなし、あとひねるときも痛し。

 

あれは26歳の10月でまだ動くと汗ばんだ。

当時、アルバイトでトラックの運転手していて、東京から埼玉の奥の方へ自動車部品をのせて向かった。

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現場に少し早くついたので、部品をある程度先に降ろしてしまおうと思った。最後に荷台の奥のほうにあったオイルが入ったドラム缶の大きいやつを前に移動しようとして、両手をついて押したとたん「ぎくっ」。

 

音が回りにむなしく響いた。「やってしまった」その瞬間冷や汗が「ジト~ッ」と出て痛さとともに動けない。「あ~これがギックリ腰か」と動けず呼吸は浅くなりながらなっとくした。

 

それと同時に現場の人々が現れて、工具類を持っていき、最後にドラム缶をフォークに乗せて作業場に消えて行った。一人だけ心配してくれたが、「大丈夫?」の一言。こんなもんだよ。

 

携帯がまだない時代なので、しかたなくこの状態で会社に戻らなくてはならない。一定の姿勢しかとることができず、その姿勢でトラックにのり、冷や汗とともに帰りを急いだ。

 

ここから会社まで約3時間位かかる。汗はだらだら、痛みを押し殺しながらギアとクラッチとハンドルをあやつった。やっとの思いで会社について社長に出来事を話した。多少心配してくれて、病院に付き添ってくれ手当をした。全治10日だったかな?

 

アルバイトだから、労災保険は出ず家で療養したのを覚えている。それを境に会社に行きづらくなりやめた・・・

もう少し、なんかいたわってほしかったというか、心配してほしかったというか・・・

 

あれから、ギックリ腰が慢性化したこともあった。

くしゃみでぎっくり、車の乗り降りでぎっくり。

それが原因で椎間板ヘルニアと診断されて四苦八苦。

そうです。ヘルニアです。

 

当時の自分に言ってやりたい。

「痛みに耐え、よくもまあ現場から帰ってきた。感動した。

誰にでもできるもんじゃないことをやってのけた。

この事実を自信にしてもいいんだぞ!」

 

これから先も腰痛もちで生かされる。

まあ  いいさ。ゆっくりやるさ。と悟る我。

 

ではまた・・・・