好きなテレビをつける。
手酌酒。
少し酔う。遠い昔のあいつを思う。あの子を思う。
呑んだら呑んだで一人だった。
酒をだきしめ酔いが増す。
酔えばばあちゃん現れる。
あの日、あの時、止まったまま。
うまくいってねんだー。
誰もいねんだー。
聞いてもらいたいことがあるんだー。
おれの顔を見て名前を呼んでほしんだー。
おれ、中年になっちまったー。
「あっ」というまだなー。
ばあちゃんの笑顔と博多弁がビタミン剤。
酒もまた精神衛生上必要不可欠。
笑ってゆるして。
これから起こるおれの行動に背中をいきよいよく押してほしい。
ばあちゃんの許可がほしい。
そしたら、これからも生きて行ける。
夢の中に現れて一言でいいから
おれに下さい。
お恥ずかしい・・・・
この辺で・・・・